くらしき絵本館+雑貨室のお仕事つづり


小さい出版社と禁酒会館雑貨屋のお知らせ
by kurashiki-ehon

カテゴリ:従業員Aの日記( 17 )

従業員Aの写真と日記⑰

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公園のベンチで隣に座っている初老の男が両手の甲をじっと見ている。
何をしているのかと思って、つい頭を向けた。
そして目線があったところから話が始まった。
私の右手と左手の血管の走り方が違っているんです。
貴方と私の間でも多分違いますよ。
ですが、これがみな心臓に向かって血液が流れているのは同じなんですね。
これを人と人に向けて見るとみなが違っている。
着ている衣装も違う。街中を歩く姿も違うし、違っているのが当たり前と思う。
人はどうしてこんなに違うのかと思う。では人以外の動物ではどうだろう。

犬は大きさが違うし毛色も異なる。
性質も違って、この犬は呑気なんですとか、うちの犬は好奇心が旺盛で、
人でいえば消防車がサイレンを鳴らして通ると付いていくようなところがある。
猫の大きさは大体同じだが、シャム猫、ペルシャ猫、にほん猫と色々あって、
これらは人によって育てられたため大きく影響されていると思う。

では、野生の動物ではどうだろ。
リス、ネズミ、モグラ等の小動物からタヌキ、キツネ、イノシシ、クマとなると調べようもない。
動物園の飼育係りの人に聞けば少しは分かるかもしれない。
そういえばこの前テレビで3頭の子供が誕生したと。
係りの人は毛色も違うし性質も違っているという。

生き物が進化していくと目や耳の機能も構造も単純なものから複雑なものへとなっていく、
人だけが特別に複雑化したとは考えにくい。
そう考えると、私達がきづかないで理解できないところで他の生きものたちはお互いの違いを認めているのだろう。
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by kurashiki-ehon | 2013-07-06 22:37 | 従業員Aの日記

従業員Aの写真と日記⑯

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1961年から現在までの約50年間を見ると
人口は2倍以上に増えたのに対し肉の消費量は4倍に増えた。
豚肉の消費が目立つのは欧州で、ムやソーセイジは欧州が発祥の地とされる。
欧州に次いで消費が多いのはアジアだ。
中南米でも牛肉の生産国のブラジルやアルゼンチン等を除けば、鶏肉の人気が高い。
米国は牛肉が最も消費されていそうだが鶏肉の消費が牛肉を上回っている

いま世界の肉の消費量は豚、鳥、牛が4:3:2の割合で、このうち急速に伸びているのは鶏肉である。
その理由は与えた飼料に対する体重の増え方の効率がもっともよく、飼育期間が短いことだ。

FAOの推計では、現実には2010~2012年の時点で
世界人口の8人に一人の割合の8億6800万人が栄養不足になると推定した。
経済力のある国では、肉を多方面から輸入する事にして安全を確保するだろう。
また、魚を食べる習慣のある国では、
肉だけ食べている国のように肉の消費が急激に増える事はないだろう。

1961年から約50年間世界人口は2倍以上に増えるという。
現在約70億人の世界の総人口は2050年には90億人達すると言われている。
肉の消費量は何倍になり、それを獲得するための争いが起こらないかどうか心配だ。

2010~11年に起きたアラブ諸国の民主化の反政府デモも、食糧不足が引き金と指摘する人もいる。
難しいことを承知しながら言うが、
雇用が減った時にワークシェアリングという方法をとった企業があって、
お互いが助け合いながら生活を守った事がある。
このような考えを世界90億人になるのに向かって推し進めていくのはどうだろう。
一つに国で無いので限りない困難があるだろうが、それに向かって進むのは無駄ではないと思う。
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by kurashiki-ehon | 2013-05-12 02:12 | 従業員Aの日記

従業員Aの写真と日記⑮


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 地球温暖化で北極海を占める氷が減少し、
シロクマ等、氷上で餌をとる生き物には絶滅の危機に困っていると何年も前から知らされてきた。
今度は氷の無くなった北極海を通ってノルウエー産の天然ガス(LNG)を日本へ輸出するという。
これでスエズ運河を通るより4割ほど短くなるという。
当然金が安く運ぶ事が出来るという北極回りの航路を開発したという。
 しかし、喜んでばかりはいられないだろう。
北極の氷が減少したのは人の活動によってもたらされた地球温暖化によるものだ。
地球の温暖化で氷が溶けると北極ばかりでなく、
南極の氷も、世界の高山帯に有る氷河も溶け出すことになる。
現在でも高山帯の氷河の長さは短くなってきている。
これは陸地に生きる生きものにとって水の問題になるだろう。
氷が溶けると海水の高さがあがってきて、
熱帯にあるツバルやモルジブは大潮のとき海水に浸っている。
また、海岸近くの都市や工業地帯は海水の浸入をふさがないと水没してしまう。
 氷の解けた北極海の航路を止めても何ら解決にはならない。
広い視野で、長期にわたって考える必要があるのではなかろうか。
地球はヒトだけのものではない。
ヒトの目先の経済ばかり考えているとヒトは生存できなくなってしまう。
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by kurashiki-ehon | 2013-04-05 18:07 | 従業員Aの日記

従業員Aの写真と日記⑭

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今回美術館で「自由になれるとき-現代美術はこんないおもしろい」
という企画の展覧会が開かれた。
始めてみるのがほとんどだったが、雑誌に載ったもの等のオリジナルの作品もいくらかあった。

一般に現代美術は難しいという。なぜだろう。
見た時に何が描いてあるのか分らない。
今までの絵は木を描けば、この絵はよく描けていて木の力強さが伝わってくる。
花を描けば花の香りがこちらまで伝わってくるようだ、と感じる事が出来る。
現代美術では何を描いているのかが分るのは描いている本人だけ。
という事は絵描きが何を描きたいかを決める必要があって、それがどの程度表現できたかだ。

鑑賞する人もきれいだ、よく描けている、
この木の空の色は秋らしく素敵と思うだけでは十分でなくなって来ている。
この絵の中の木は私がいつも散歩している時のあの角の木に似ているが、空はもっと青だったと、
心の中での会話をすると絵を見ながらその絵と散歩の中で見ている木とが合わさって、
絵を見て考える。
また、絵の中で色々な色と形が描かれているのを見ながら
毎日の生活の煩わしさ、或いは楽しさが蘇ってきてぼんやり立ち止まってその絵を見る。
これが現代美術を鑑賞するのに必要なことではないだろうか。
 
現代美術では、僅かな人だけと対話が出来る絵よりも、
たくさんの人との対話が出来る絵が良い絵と言う事になるのではないでしょうか。
しかし、それは現代美術でなくとも近代美術でも絵を見るという事は
そんな会話が交わされてきているに違いない。

これは私個人の意見で、多分現代美術の関わっている人は皆いろいろな考えをもっているので、
話しをすると限りない言葉の嵐に見舞われるか、ニヤニヤ笑って逃げてしまうかだろう。
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by kurashiki-ehon | 2013-02-24 02:32 | 従業員Aの日記

従業員Aの写真と日記⑬

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平成24年(2012)10月の中旬、
東京で国際通貨基金・世界銀行年次総会が48年ぶりに開かれ
188カ国から2万人の外国人が訪ねてきた。
世界の要人が集まる会議なのに街に物々しさがなく安全な国という人もいたし、
駅の売店で物を買った人は物の品質は勿論、
店の対応にも気にいって店と店員をそっくり自分の国は持ち帰りたいと言った人もいた。
国際会議では時間がひどくずれ込むのが日常茶飯事なのに、
予定通りに進められる。また、地下鉄に乗った人は電車が時刻通りにやってくるのに驚いたという。日本では当たり前な事が他の国ではそうでない事なのだろう。

そのような事は昔からあったと日本人になったドナルド・キーンさんは言っている。
最初に日本に来た中国人は魏志倭人伝の中で、一つは人や街が清潔な事、
もう一つは人びとの丁寧な振る舞いといっている。
これは現在でも初めて日本を訪ねる外国人の感想と同じで驚くべきことだ、と。

日本を訪ねた外国人は日本の当たり前の生活や振る舞いの驚いているところもあるが、
毎日生活している私達にはそれらの事は当然の事と思っている。
しかし、少しずつ変化してきているようにも思う。
狭い夜道をライトも付けずに追い越す自転車、
歩いている人を邪魔とばかりに追い越す人にも良く出会う。
これらの事を考えると、一つは何でもアナログからデジタルに移りつつある事が私達の生活意識を変えはじめているのかと思ったり、
また、人々が忙しすぎる生活になって来たからだろうか。
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by kurashiki-ehon | 2013-01-24 22:58 | 従業員Aの日記

従業員Aの写真と日記⑫

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紀貫之と聞けば何を思うだろう。
古今和歌集の選者の一人、
また仮名で書いた「土佐日記」が思い浮かぶ土佐日記では
「をとこもすなる日記といふものを、をむなもしてみむとてするなり、
といってかなの文で任地の土佐から帰京するまでを書いた日記という。
「をとこもすなる日記・・・」というところだけおぼろげに浮かぶだけだ。

土佐国守の任期お満ちて承平4年(934)12月21日出発して、
翌年2月16日京の宅に入るまでの日記で、
読み始めて正月の料理の事が書いてあって興味を持った。

29日は大湊に泊まった。医者がとそと白散を持ってきた。
白散はとその一種で元旦用の薬酒。いもじ、あらめも、はがためもなし。
かようなものなきくになり、と続く。

いもじはずいき、あらめは褐藻類、
はがためは正月元三日に長命を祈って食べる祝いの食物で、
大根、まこも、串刺、押鮎、焼き鳥等の事。
興味を引くのは食べ物の事。
千年以上も前の正月の料理はちょっと考えると時代も大きく変わっているのに食べ物が変わらない。日本人のものの考え方を決めている一つかもしれない。
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by kurashiki-ehon | 2013-01-16 00:38 | 従業員Aの日記

従業員Aの写真と日記⑪

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先日の天声人語に日本画家平山郁夫さんの話が載っていた。
若い時院展に出品した作品にある批評家の院展評に「面白い味がある」と褒められた。
その言葉を励みにして絵を描き続けた。そして連作シルクロードを描いた。

また、日本画家の片岡球子さんは展覧会に出品作品が毎回落選していた。
その絵を見て日本画家の小林古径さんがこのような絵を描き続けなさいと言った言葉に励まされ「つらがまえ」のシリーズが描きあがった。
日本画の大御所と言われる人も若い時はこのような言葉を貰って描き続ける力になってきた。

名を世の中に出して知られるようになりたい、
また、お金をたくさん得て成功者になりたいと思う、
そんな気持ちで日々努力するのは誰にでもある事だろう。

しかし、個人として生きて行くのに大切なのは自分はこう生きようと決める事、
或いはその方向に向かって歩くことではないだろうか。
平山さんはある評論家が、片岡さんは小林さんが背中を力強く押してくれて自分の道へ進んだ。
背中を押してくれる人がいなくとも悲しむ事はない、自分が歩み始めればいいのだ。
そして自分がこう生きよと思う時は小さな自分にまとまってしまわないようにしよう。
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by kurashiki-ehon | 2012-12-31 01:54 | 従業員Aの日記

従業員Aの写真と日記⑩

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朝日新聞の10月27日の記事の中にタバコの害についての調査が載っていた。
未成年でタバコを吸い始めて数本吸うが多いほど死亡のリスクは高かったと。
この記事を読んで昔のことを思い出した。

中学生の時クラスの中にタバコを吸う人がいた。
学校でタバコを吸う場所は決まっていて人目に付きにくいトイレの裏とかだった。
学校での禁止事項を破るので友達同士こそこそと話をしていて、
それがちょっと悪いことをしている感じで、ツッパリになっていた。

ある女子大の先生から聞いた話では、タバコと吸わない人の死亡率は
100人に一人の割合とすると喫煙していると10人の割合になるという。
これは穏やかな自殺願望ですね、と言われていた。
突っ張った積りが自殺願望だという事だ。
突っ張りももっと長い時間にわたることを知っての突っ張りであって欲しい。

この世は自分から望まなくてもいろいろな事件が起こっている。
が小学生の登校の列に突っ込んだとか、車同士、車と自転車、車と人等の衝突を始め、
火事、争い等を揚げるといくつでも出てくる。
そのうえ更に喫煙をして、自分で自分の命を縮めることは避けてはどうだろうか。
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by kurashiki-ehon | 2012-11-17 01:17 | 従業員Aの日記

従業員Aの写真と日記⑨

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ドングリの実物写真を撮る背景として以前使っていた布が必要と思い、
この辺りかなと、まず、部屋の隅にある本棚の隅を探す。見つからない。
あとありそうな所はあの本の横か上に置いてあるかもしれない。
そこにも無い。
小さなビロードの布だから押し入れの小物を入れてある袋の中なかか、
そうだ、写真に必要だったのでカメラを入れたバッグに有りそうだ。
写真に関係していたから写真機は何処にあるかと探したら、
その中にきちんと濃紺と灰色のビロードの布が見つかった。

以前にも子供の本を探す時に、
何処かに有るはずだが何処へ行ったか分からなかったが、
少しずつ記憶を思い出して辿っていって次第にゴールに近づいた事があった。

頭の中ではどのようにして記憶を辿っていって目的物に行きあたるのだろうか。
以前、木炭で絵の下書きをしていたときに、描き終って水道水で手を洗った途端、
30年前に冷たい水道水で汚れた手を洗った記憶とその場所の様子が鮮明に蘇った。
その時は手に記憶があるのだろうかと思ってしまった。
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by kurashiki-ehon | 2012-11-02 01:27 | 従業員Aの日記

従業員Aの写真と日記⑧

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夏の暑さが続いていたが9月末から10月に入って、
私の頭も少し動き始められるようになった。

先日新聞を見ていたら、
最高検部長が電車を遅らせるという記事が目に止まった。
読んでみると駅に止まる電車のドアの開閉の異常を示すランプが点灯したので、
駅員がそれを調べると何時も同じドアに男性のカバンが挟まっていた。
そのため急行と各駅停車が約10分の遅れが出た。
原因は男性が故意にカバンを挟んでいたことを認めた。
彼は全国の地検に対して裁判員裁判の対象事件の捜査・公判を指導する人だった。

このような人は故意に電車の発車を遅らせているには何が原因なのか分からないが、困った事だ。
追いつき追い越せと一生懸命に生きて来た自分にふと何か過るものがあって、
それが記憶の底から浮かびあがってきてうち消せなくなったのかもしれない。

熱中症騒ぎも過ぎスーパーに梨・ミカン・リンゴ等の味覚も並び出し新米も出てきた。
畦にはヒガンバナもさき、空も高くなった。ふと、放射能汚染で故卿を追われた人達を想う。
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by kurashiki-ehon | 2012-10-13 00:39 | 従業員Aの日記


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